広島在住の主催メンバーとの対話
PyCon JP 2025 座長 @nishimotz が個人として公開する日報です。
PyCon JP 2025 は9月26日〜28日に広島国際会議場で開催されます。最終日は開発スプリントです。
はじめに
PyCon JP 2025の準備が本格化する中、広島在住のエンジニアから「ボランティアスタッフとして参加したいが、時間が限られている」という相談を受けました。
7月現在の広島における主催メンバーの状況として、あえて記事に残します。
このような対話を重ねることで、より多くの人が参加しやすい、開かれたイベント運営を実現できると信じています。
初めてのボランティア活動への不安
相談者は業務を通じてPythonに興味を持ったとのこと。しかし、ボランティア活動は初めてで、以下のような不安を抱えていました。
- 現在の業務が多忙で、週末の1日程度しか時間が取れない
- 他のメンバーと直接会えない状況で、どのように活動すればよいか分からない
- Slackでのコミュニケーションだけでは、チームの空気感を掴みづらいのではないか
限られた時間でも貢献できる
これらの懸念に対して、私は「限られた時間でも十分に貢献できる」ことを伝えました。PyCon JPの運営は、様々な背景を持つボランティアによって支えられており、それぞれの事情に合わせた参加方法があります。
当日スタッフとしての活動
広島在住という立地を活かし、イベント当日の運営スタッフとして参加する選択肢があります。当日の業務は多岐にわたります:
- 会場設営: 専門業者への指示や確認作業
- 飲食関連: 飲食物の提供や運搬
- 来場者対応: 受付業務やスポンサー対応
ただし、当日いきなり参加するより、事前にチームに所属して情報を把握しておくことが重要です。ミーティングに毎回参加できなくても、後から資料を読んだり、個別に相談したりする非同期でのキャッチアップも可能です。
チームの紹介
初参加者でも参加しやすいチームとして、以下の4つを紹介しました:
- 会場チーム: 当日の会場運営を担当
- スポンサーチーム: スポンサー企業との対応を担当
- 参加者管理チーム: 参加者の受付などを担当
- 広報チーム: SNSやブログ執筆に加え、最近はチラシ配布など地域での活動も展開
広報チームは、リモートでできることが多いのですが、広島在住者が地元で活躍できる場面も増えています。
柔軟な貢献方法
特定のチームに深く所属することが難しい場合でも、以下のような貢献方法があります:
レビュアーとしての参加
広報資料や各種決定事項に対するチェックや意見出しは、多様な視点を必要とするため、限られた時間でも価値のある貢献となります。
地域の知見の提供
広島在住者として、地元の食べ物、観光スポット、交通手段、宿泊施設などの情報提供は、参加者にとって貴重な情報源となります。
運営体制の透明性
現在 PyCon JP 2025 の運営は、以下のように進められています:
- 全体ミーティング(作業日): 決まった曜日の夜にZoomで実施
- チーム別ミーティング: 各チームが最適な曜日・時間で開催
- メンバー数: 名簿上約60名、アクティブメンバー約30名
全体ミーティングやチーム別ミーティングに参加して、自分が活動したいチームの人と交流をしてもらえればと思います。
まとめ:多様性を活かす運営
この対話を通じて、PyCon JPの運営は多様な参加形態を受け入れる柔軟性を持っていることを改めて認識しました。限られた時間でも、地理的に離れていても、それぞれの状況に応じた貢献方法があります。
重要なのは、人数不足を気にして無理に参加するのではなく、自身がやりたいことや都合に合うチームを選ぶこと。そして、雑談チャンネルなどを活用して、少しずつコミュニティに馴染んでいくことです。