海外参加者にもっと伝えたいことがある?
PyCon JP 2025座長の西本です。カンファレンス39日前、100日チャレンジ86日目です。
この記事は、あらためて、海外からの参加者へのメッセージです。
はじめに
広島に来ることを決めてくださった皆様、そしてプロポーザルを寄せてくださった皆様に、心より感謝します。一方で、VISA招聘状や遠方支援の手続きでご不便をおかけした点についてはお詫びします。いまも各チームと連携し改善と対応を進めています。疑問や滞りを感じたら、遠慮なくご連絡ください。海外からの問い合わせは私が必ず目を通し、できる限り迅速に対応します。
まずお伝えしたいこと
- 手続き:ビザ招聘状の発行/遠方支援(トラベルグラント)は個別に対応中です。
- チケット:アーリーバードは残りわずか。9月26日(金)夜の公式パーティは別チケットです(Patron/Businessを除いて、本体と別購入をお願いします)。広島らしい食事をご用意します。
- U25 チケットとは、25歳以下の人のための特別価格チケットです。(25USDではありません)
- スプリント:9月28日(日)の開発スプリント募集を準備中。初心者から経験者まで歓迎します。
- 配慮事項:アクセシビリティ/食事制限/宗教的配慮/託児など、特別な配慮が必要な方は早めに公式お問い合わせシステムへ。最優先で対応します。
登壇・準備(スピーカー/ポスター)
海外からの参加者には登壇者・ポスター発表者も多く含まれています。スライド・ポスターの仕様、当日の進行、会場設備、録画・資料公開の方針などの質問は、随時受け付けています。現在、各チームと連携し順次回答を準備しています。
SNS
交通・宿泊・観光の軽い相談は、Xの PyConJP2025 ハッシュタグでも気軽にどうぞ。
座長は頻繁にこのハッシュタグを見ています。
X の公式アカウントは @pyconjapan です。
交通
広島の公共交通では、日本の全国相互利用の交通系ICカード(Suica等)が使えます。路線により運賃の精算方式が異なり、乗降ともタッチの場合と、降車時のみ乗務員に精算依頼してタッチの場合があります。表示に従うか、乗務員にお尋ねください。
タクシーはUberアプリで手配できます。GO / DiDi など日本国内の事業者のアプリも普及しています。
買い物と飲食
市内の多くの店舗でクレジットカード等のキャッシュレス決済が利用でき、タッチ決済対応の店も増えています。一方で現金のみ、QRコード決済のみ対応の店もあります。
英語に切り替えて利用できるセルフレジやセルフオーダーの店が増えています。
気候
参考のために去年の9月末の広島の気候を説明すると、最高は31–34°C、最低は22–25°Cのレンジ(最高 88–93°F 最低 72–77°F)でした。今年も、夏日~真夏日に相当する暑さや高い湿度となる可能性があります。屋内は冷房が効くため、軽い羽織り物があると安心です。
電源、通信
日本の電源はType-A/100Vです。
会場では Wi-Fi と、電源が利用できる場所を提供予定です。
広島市が 無料公衆無線LAN サービス「HIROSHIMA FREE Wi-Fi」 を運用しています。
緊急時
緊急時の連絡方法・会期中サポート窓口の詳細は、主催メンバーと調整のうえ、直前に公式サイトやSNSなどで案内します。
言語と文化の橋渡し
基調講演には同時通訳を用意します。
さらに、主催メンバーが英語でのコミュニケーションに困った際にヘルプできる支援体制の整備を、私の最重要課題のひとつとして検討中です(現時点では構想段階)。
事前交流の場づくりも私のアイディアとして模索しています。8月27日/9月24日には、地元コミュニティのハイブリッドイベントを予定しています。
地方初開催とテーマ
PyCon JPが東京以外で開催されるのは初めてです。広島は、異なる背景が出会い、混じり合う象徴的な土地。テーマ “Pieces of Python, Coming Together(あつまれ Python のピース)” を体現する場所です。地方開催だからこそ、親密で歓迎的な雰囲気の中で、質の高い対話とつながりが生まれます。
広島の魅力(会期外も楽しめます)
歴史と文化の奥行き、お好み焼き・新鮮な牡蠣・日本酒などの食文化、日本三景の宮島へのアクセス。本格的な「おもてなし」を、落ち着いた都市スケールで体験できます。
おわりに
PyCon JP 2025は、単なる技術イベントではありません。日本のPythonコミュニティ文化に触れ、国境や言語を越えた関係を築き、地方初開催という節目を一緒に形づくる機会です。困ったときは、どうか迷わず声をかけてください。
広島への旅は、ひとつの決断から始まります。今日、その一歩を。
更新履歴
- 2025-08-18: 初版公開