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オンラインで参加できますか? 【PyCon JP 2025】

2025年08月08日

この記事は note.com 100日チャレンジ のミラーです。

こんにちは、PyCon JP 2025 座長の西本です。この note は私の #100日チャレンジ 42日目です。

PyCon JP 2025 は9月26日・27日に広島で開催されます。9月28日には開発スプリントを行います。現在、スポンサー募集中です。参加申込は7月中に受付を開始します。

PyCon JP 2025 公式サイト

現実の引力に勝てるか?

オンライン(ライブ)配信は、やるかやらないか決まっていませんが、私たちの限られたリソースで、優先度は低いです。録画(アーカイブ)は公開する予定です。

さて、コロナ禍を経て、オンラインイベントは私たちの日常にすっかり溶け込みました。ここ広島に住む私にとっても、かつては東京でしか聞けなかったような貴重な話に、自宅からアクセスできるようになったのは、本当にありがたいことです。この流れを止めるべきだとは全く思いません。

ですが、一人の参加者としてオンラインのカンファレンスに向き合うとき、いつも正直に感じることがあります。それは、「自宅という現実」の引力です。

自宅の仕事場で配信を見ていても、隣にいる家族の様子が気になったり、膝の上に昇ってこようとする愛犬にかまってしまったり。ピンポーンと来客があれば対応するし、仕事の Slack でメンションが飛んでくれば「急ぎかも」とつい開いてしまう。きっと、皆さんの中にも似たような経験をした方が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

それに加えて、オンライン参加は、どうしても本質的ではない部分で余計なストレスを感じることがあります。「大事なところで映像が固まってしまった」というネットワークの問題や、「このツールの使い方がよくわからない…」といった、カンファレンスの内容とは関係のないスキルが求められる場面。学びたいという純粋な気持ちが、こうした技術的なハードルで削がれてしまうのは、本当にもったいないことです。

物理的に「行く」ということは、こうした「集中しきれない問題」や「余計なストレス」から私たちを解放してくれます。

東京住みにとっての地方開催

面白いことに、これはオンラインだけの話ではないのかもしれません。例えば、東京に住んでいて、PyCon JP が東京で開催される場合を想像してみてください。会場が近いと、つい「午前のキーノートだけ聞いて、午後は会社に戻ろう」とか「急な会議が入ったから、一時的に中抜けしよう」という誘惑に駆られてしまう。リアルな場にいるのに、心が日常の仕事場に引き戻されてしまうのです。

しかし、今年の広島開催は違います。東京や全国の皆さんにとって、広島まで「わざわざ行く」こと。それは、日常業務からの完全な隔離を意味します。

面白いことに、リアルなカンファレンスに参加するために移動することが、最高の「リモート(日常業務からの隔離)」環境を生み出してくれるのです。

これこそが、地方開催がもたらす最高の「聖域」なのです。

そして、その聖域で集中すべきは、トークだけではありません。むしろ本当の価値は、トークとトークの合間の廊下での雑談、コーヒーを片手に「あの話、面白かったですね」と始まる見知らぬ人との会話、偶然隣に座った人とランチを囲み、気づけば深い技術の話で盛り上がっている……。その「場」の空気すべてを全身で浴びること、それ自体にあるのです。

そこにいることの価値

この「そこにいること自体の価値」を誰よりも信じているのが、私たちPyCon JP 2025の主催メンバーです。

私たちは、さまざまです。

だからこそ、リモートの便利さに甘えることなく、一見すると非効率で、泥臭いリアルな活動を私たちは大切にしています。

4月、5月には東京と広島の2拠点で集まり、同じ空間で作業する日を設けました。6月には、全国から主催メンバーが広島に集結し、1泊2日の合宿をしました。

広島では今、主催メンバーたちが手分けして学校やコワーキングスペースなどにチラシを配って歩いています。また、毎月開催している地域コミュニティ「すごい広島 with Python」から、新しい運営メンバーも生まれました。これも、オンラインだけでは決して生まれなかった嬉しい化学反応です。

すごい広島 with Python の記事

2025年9月に向けて

オンラインの恩恵も、その限界も、そして「身近なリアル」の落とし穴も知っている私たちだからこそ、最高の「リアルな場」を創れると信じています。

2025年9月末、私たちは広島に、日常から解放される最高の「聖域」をご用意します。

画面越しでは伝えきれない、この想いのすべてを、広島で直接受け取ってください。あなたに会えるのを、心から楽しみにしています。

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