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私はなぜ主催メンバーになったか? 【PyCon JP 2025】

2025年08月08日

この記事は note.com 100日チャレンジ のミラーです。

PyCon JP 2024 主催メンバーでした

PyCon JP 2025 座長の nishimotz / 24motz です。広島で開催することになった経緯、いつから準備をしてきたのか、みたいなことを書きました。

PyCon JP 2025 の会場を決めようとしていたとき、私は PyCon JP 2024 の主催メンバーをやっていました。

東京開催だった PyCon JP の主催メンバーとして広島から活動していた人は、以前にも私の知っている人が何人かいて、そういうことができるとは知っていました。(開催地に住んでいない人も、いろいろな方法で運営に参加できますよ)

ですが募集が始まったころはまだ YAPC::Hiroshima 2024 の直後で、「またすぐ別のイベントの運営をやるんかい?」みたいに自分でも思ったし、家族もあきれたに違いありません(さらに2025もやっているわけですが)。。

YAPC::Hiroshima 2024 公式サイト

それでも関わったのは、2024年の春、私にとって、気になることがあったからです。

2024年4月、何が変わったのか

2024年4月1日、改正障害者差別解消法が施行され、事業者による「合理的配慮の提供」が法的義務となりました。

内閣府 障害者差別解消法の説明ページ

それまでは「できればやってください」という努力義務でしたが、2024年4月からは法的に義務となりました。PyCon JPのようなイベントも「事業者」として、この法律の対象になります。障害者差別解消法では、「事業者」は営利・非営利を問いません。詳しくは行政の相談窓口や専門家にご確認ください。

具体的には、車椅子利用者への会場配慮、聴覚障害者への情報保障、視覚障害者への資料提供方法の工夫など、参加者の多様なニーズに応える配慮が求められるようになりました。

でも、私にとっては「始まり」ではなかった

「いったいどうしたらいいんだ?」と戸惑っていた人も多かったのですが、私にとっては「長いあいだ強く関心を持っていたことに、法的根拠が加わった」という出来事でした。

私は長年、視覚障害者支援技術 NVDA の日本語化に取り組んできました。これが Python を本格的に学ぶきっかけでした。

NVDA 日本語版の公式サイト

PyCon JP 2012 では視覚障害を持つ人が多数参加する併催イベント を行いました。

現在、この法律は「過重な負担」である場合は免責されます。つまり、個人事業主や小規模な団体に、経済的に困難な配慮を強制するものではありません。だからこそ、PyCon JP のような規模のイベントが率先して取り組むべき問題だと私は考えました。

「どうせ来ない」という思い込みを持たない運営

よくある考え方に、「障害のある人はこういう技術イベントには来ないだろう」という思い込みがあります。でも、これは間違いです。

先日参加した PyCon US 2025(ピッツバーグ)で、私は多くの障害のある参加者と出会いました。視覚障害、聴覚障害、車椅子利用者など、様々な人が普通にPythonを使い、コミュニティに参加している開発者や学習者でした。

そうした参加者は、「特別な存在」ではありません。私たちが、Pythonコミュニティの一員としてどのように迎えるかが問われているのだと思います。

PyCon US 2025 参加記

PyCon JP 2024 ではどうだったか

PyCon JP 2024では、私は参加者管理の担当になりました。これは、このチームが、参加者のバリアと向き合う場面にいちばん近いだろう、と思ったからです。

結果的に特別な対応を要する場面は発生しませんでした。ただ、それは「参加者にニーズがなかった」という証拠ではありません。実際には、ニーズがあっても声を上げられなかった人がいた可能性もあります。

2025年広島開催で実現したいこと

私が目指しているのは、単なる法的要求への対応ではありません。「より多くの人にとって魅力的なイベント」を作ることです。

この取り組みは、Pythonコミュニティが世界的に大切にしている価値観と深く結びついている。あらためて私はそう感じています。

技術コミュニティが法的要求を満たすだけでなく、本当の意味で多様性を受け入れ、誰もが参加しやすい環境を作ることができれば、それはPythonというプログラミング言語とそのコミュニティの理念を体現することになるはずです。

今日も告知で締めくくります

PyCon JP 2025 は 2025年9月26日-28日に広島国際会議場で開催します。最終日は開発スプリントです。

今年はじめて東京以外の場所で開催される PyCon JP ですが、現在、登壇者(プロポーザル)を募集しています。締切は6月29日です。私たちは pretalx というシステムを使っています。

pretalxの説明記事

ポスターも、コミュニティポスターも、同じ締切なので、ご注意ください!

スポンサーも募集しています。ご不明なことがあれば、資料に記載されたお問い合わせ先に、お気軽にご相談ください!

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