PyCon JP 2025 座長の日報 ホームに戻る

PyCon JP 2025 のコンセプト

2025年01月21日

PyCon JP 2025 座長 @nishimotz が個人として公開する日報の第7回です。

この記事は「主催メンバー勉強会を構想する」の続きです。

すでに2回、勉強会を開催し、後半のグループディスカッションで Postalk というサービスを使って、アイディアを膨らませました。

今日は Postalk の AI 要約の助けも借りて、これまでの議論の一部を共有します。

記事の後半では、私が考えた PyCon JP 2025 のコンセプトもご紹介します。

PyCon JP 2025 広島開催

PyCon JP 2025 は9月26日・27日に広島国際会議場で開催されます。

全国・世界からの参加者とスポンサー

PyCon JP には毎年 Python の技術動向を知りたい人、関連ライブラリなどを含めた「Python のエコシステム」を学びたい人が集まります。

観光地としての広島には、原爆ドームや宮島などの観光スポットが多く、東京や海外からの参加者にも楽しんでもらえます。 また、食べ物やお酒など、広島の名物も楽しんでいただけます。

スポンサーは、自社製品・サービスのアピール、Pythonエンジニアへの採用ブランディング力の強化など、多くのメリットがあります。 東京開催でなくても、過去の PyCon JP 同様に、スポンサーにメリットを提供できることが期待されています。

広島や近隣地域の参加者とスポンサー

広島や近隣地域の参加者、例えば IT エンジニアの人々には、東京に行かなくても貴重な話を聞ける機会を提供できます。

広島に縁のある企業や組織に、新しいスポンサーとしてご支援いただきたいとも考えています。

広島の企業が世界にアピールする機会となり、フルリモート前提の地方在住のエンジニアを採用するきっかけにもなります。

また、スポンサー同士での横の繋がりや情報交換の機会も提供できるでしょう。

コミュニティの形成と交流

PyCon JP は Python Boot Camp など、日本全国の Python コミュニティ活動も支援しています。

友達を作りたい、学生と企業や社会人が出会う機会を作りたい、自分たちの活動のメンバーを募集したい、といった期待に応える場でもあります。

Pythonに興味のある日本と世界の人々と知り合う場、さまざまな活動の関係者が毎年集まる場、コミュニティの形成と交流の場としての役割も担っています。

Python のコアな開発者と出会うこともあるでしょう。 オンラインでしか会ったことがなかった人とリアルに出会える貴重な機会です。

イベント運営と組織作り

イベント運営では、多様性を尊重し、主催メンバーが自ら考えて動ける組織を目指します。 主催メンバーがお互いに仲良くなるための場作りも大切です。

広島での開催を成功させることで、今後、全国での開催も容易になるはずです。 次に座長になる人に役立つ知見を蓄積したいです。

初心者・学生へのアプローチ

初心者や学生に対しては、専門的な技術や知識をわかりやすく説明する場を設けたいです。

若い人や学生に対しては、チケット価格の割引などの施策が重要です。

初めての PyCon JP 参加者が増えるように、内容の幅広さやバランスに配慮し、環境を整えます。

広報と宣伝活動

Pythonのイベントの意義、初心者や学生、地元の人々にとってのメリットをわかりやすく発信する必要があります。

ここまで、グループディスカッションの内容を紹介しました。

主催メンバー勉強会は今後も開催するので、内容はこれからも膨らんでいきます。

Python 3.14との関係性

2025年10月にリリース予定の Python 3.14 は、このカンファレンスにとって特別な意味を持ちます。

バージョン番号の 3.14 は、数学における重要な定数 π(パイ) を想起させます。

πは円周率を表す無理数であり、古代から人類の知的探求の対象となってきました。

1706年にウィリアム・ジョーンズによって導入され、後にオイラーによって広く普及したπという記号は、ギリシャ語の「περίμετρος(ペリメトロス)」の頭文字に由来し、「周縁」を意味します。

この「周縁」という語源は、コミュニティの広がりを象徴するテーマとも響き合います。

Pythonコミュニティは数学や科学技術との関わりが深く、NumPyやSciPyなどの科学技術計算ライブラリの発展に貢献してきました。

このような数学的な要素を含むバージョン番号は、Pythonの多様な活用領域を象徴するものでもあります。

コンセプトを言語化する

これはまだ正式なメッセージではありませんが、 3.14 からの連想で、コンセプトの言語化を試みたので、ご紹介します。

「Python の輪、広島から広がる」

“Python Circle: Expanding from Hiroshima”

このテーマ案には、以下のような意味を込めています:

主催メンバー募集中

このテーマ案は完成形ではありません。主催メンバーの皆さんとの対話を通じて育てていきます。

PyCon JP 2025 主催メンバー申し込みフォーム(Googleフォーム) から、ご応募をお待ちしております。

Concepts for PyCon JP 2025

Event Overview

PyCon JP 2025 will be held at Hiroshima International Conference Center on September 26-27, 2025. This marks the first time for PyCon JP to be held outside Tokyo.

Key Aspects

Participant and Sponsor Engagement

Regional Impact

Community Building

Event Management

Educational Outreach

Python 3.14 Connection

Proposed Theme

“Python Circle: Expanding from Hiroshima” (「Python の輪、広島から広がる」)

Theme elements:

The blog post notes that these concepts are still in development and will be refined through dialogue with organizing members.