チームリーダーと副座長
PyCon JP 2025 座長 @nishimotz が個人として公開する日報の第9回です。
PyCon JP 2025 は9月26日・27日に広島国際会議場で開催されます。
なお、現在、主催メンバーの応募は日本国内在住の方に限らせていただいております。
過去に開催された PyCon JP 運営の知見は ナレッジベース として公開されています。
この知見と、私が PyCon JP 2025 の主催メンバーと話し合ってきたことを踏まえて、活動の具体的な体制を作っていきます。
チーム
PyCon JP 2025 では主催メンバーをチームに分けて、チームごとに活動します。
開催地が変わることへの不安を軽減したいので、経験者の方の動きやすさに配慮して、「座長チーム」以外は前回の構成を引き継ぐことにしました。
最初の段階でのアクションアイテムも挙げておきます。
プログラムチーム
- キーノートスピーカー
- トークセッション募集(CFP)
- トークの採択
- チュートリアル募集
- 開発スプリント
- ポスターセッション
- ライトニングトーク
- 招待講演
スポンサーチーム
- スポンサー応募要項
- スポンサー説明会
- スポンサー募集
- スポンサー対応
- スポンサーブース設営案内
会場チーム
- 会場
- 飲食
- ネットワーク
- 配信、アーカイブ
- パーティ
- 託児サービス
広報チーム
- ウェブサイト
- デザイン
参加者管理チーム
- チケット販売に向けた準備
座長チーム
座長と会計をひとつのチームとして、全体の調整役を兼ねるような体制を考えています。 昨年の会計チームの仕事を知って、収入支出の管理だけではなく、全体の計画に深く関わっていると感じたからです。
- 全体コンセプトやテーマ
- 行動規範などのポリシーの整備と運用
- 予算
- 主催メンバー受け入れ
- 主催メンバーのメンタリング
- 各チームの進捗管理
- 複数のチームに関わるタスクや管轄が不明なタスクの調整
- 会計
どのチームも、準備が進むにつれて、活動の内容はどんどん変化していきます。
リーダーとサブリーダー
主催メンバーには、経験の多さ、開催地の地元かそうでないか、などを問わず、さまざまな人が集まります。
活動に多くの時間を割くことができそうな人に、各チームのリーダーやサブリーダーをお任せしたいです。 リーダーやサブリーダーは主催メンバーから選びます。
ただし、途中でやむを得ない事情がある場合は、リーダーやサブリーダーを交代することも可能です。 そのような状況は座長チームが判断して対応します。
なお、座長チームにはリーダーとサブリーダーは置きません。
また、以下は私の方針案です。
- サブリーダーは複数人でもよい
- 複数のチームのリーダーやサブリーダーをひとりの人が兼ねるのはよくない
私自身は 2024年の PyCon JP では参加者管理チームのサブリーダーとして活動しました。 なるべくミーティングや作業日に参加し、できる範囲で頑張ったつもりです。 もちろん、リーダーや他のチームメンバーの方々とも協力し、多くの人に助けていただきました。
副座長
座長チームのサブリーダーの立場として、副座長を置きます。
私の考えでは、経験者であるかどうかに関わらず、意欲を持って活動したい「キラキラしている」人が副座長になることを期待しています。
副座長は、特に地元(あるいは将来の地元開催を目指している地方在住の人)の目線、あるいは初心者の目線で全体的な取りまとめを行い、できることなら、楽しい企画をリードしたい人を歓迎します。
私が座長として「やるべきこと」を管理して、同時に副座長に「やりたいこと」へのチャレンジのリーダーになってもらい、主催メンバーみんなのチャレンジを応援したいと考えています。
副座長も主催メンバーから選びます。 この立場も、ひとりに限定しなくていいと思います。
続 PyCon JP 2025 のコンセプト
コンセプトは過去の日報にも書いたのですが、考えていることは他にもあります。
以下は、生成AIをあれこれ使って作ってみた Python 関連技術の数年後の展望です。
- AI・機械学習:生成AIや大規模モデルの普及により、Pythonの需要はますます高まる。
- Web・クラウド開発:フレームワークの進化とクラウドネイティブな設計が、Pythonの利用領域を拡大する。
- パフォーマンス向上:JITや静的型付けツールの進化により、実行速度やコード品質が改善される。
- 組み込み・IoT:MicroPythonなどの普及で、IoT市場での利用が拡大する。
- コミュニティの活性化:グローバルなコミュニティによる新技術・ツールの開発が、今後のイノベーションを後押しする。
これを踏まえると「初心者と先端技術の架け橋をつくる」がコアコンセプトとなり得ます。
学習者とエキスパートの双方が価値を得られる場を提供するために、2つのコアテーマを設定します。
1. Pythonの最前線 – 新技術の実践と応用
- AI/ML、Mojo、PyO3、Web3などの最新技術のハンズオンと実装事例。
- 競合言語との比較、パフォーマンス最適化、セキュリティ課題の議論。
2. Pythonの学びとキャリア形成
- 生成AIを活用した学習法、初心者向けワークショップ、実践的プロジェクト支援。
- Pythonコミュニティへの関わり方、OSS貢献の始め方、業界でのキャリアパス構築。
橋といえば
広島は、市内に川がいくつもあり、橋がたくさんある街として知られていますね。
学習者とエキスパートの橋渡しがたくさん作れることを願っています。
主催メンバー募集
2月になり、いろいろな作業をはじめなくてはなりません。
ですが、みなさんが PyCon JP 2025 でかなえたい夢は、ギリギリまで、たくさんお聞きしたいです。
PyCon JP 2025 主催メンバー申し込みフォーム(Googleフォーム) から、ご応募をお待ちしております。